神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2013年5月16日 エリアトップへ

市営地下鉄新百合延伸 事業規模は1500億程度 市検討会が試算発表

公開:2013年5月16日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は市営地下鉄3号線の延伸区間など3路線の鉄道計画路線について、その必要性や事業の採算性などについて中間報告をまとめ、このほど発表した。

 市は中期4か年計画(2010〜13年)で都市基盤強化が目的の「次世代の総合的な交通体系の構築に向けた検討」を施策の1つとして掲げ、15年を目標に進めている。こうした中、学識経験者らが参加する4回目の「検討会」が先月開かれ、中間報告が発表された。

 同調査の検討対象は、【1】高速鉄道3号線(市営地下鉄3号線)あざみ野〜新百合ヶ丘の延伸、【2】横浜環状鉄道・仮称の新設(日吉〜鶴見、元町・中華街〜根岸〜二俣川〜中山)、【3】京浜臨海線(東海道貨物支線の旅客線化等、桜木町〜品川など)の3路線。中間報告は30年を目標年次に需要規模の推計や収支採算性などについて試算したもので、市の将来人口動態や移動特性の変化も想定した。

 高速鉄道3号線延伸区間の平均輸送密度は45〜53千人/日、概算事業費を1300〜1500億円と見込んだ上で23〜31年で黒字転換すると試算した。また、新設された場合の移動時間は「あざみ野〜新百合ヶ丘」間で、これまでの約30分が約10分に短縮されるとしている。

環状鉄道は6〜7千億

 横浜環状鉄道の新設区間の平均輸送密度は42〜55千人/日、概算事業費を6600〜7200億円と試算。その一方、全線整備には多額な費用と時間を要するため「区間ごとに深度化した検討が今後必要」と述べるに留め、黒字化の目途についての言及は行わなかった。

 東海道貨物支線の旅客線化等は「沿線自治体で構成される検討協議会と連携しながら検討を進める必要がある」との表現に留めた。

 市は中間報告をもとに、3路線の整備方策(まちづくりなど)や他の公共交通機関との連携等について検討し、次世代の総合的な交通体系について12月頃を目安にとりまとめる予定だ。

泉区版のトップニュース最新6

市内品評会で最優秀賞

大矢養鶏(和泉町)

市内品評会で最優秀賞

餌にこだわり「見た目よく」

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

災害時の資機材を敷地に

ゆめが丘グループ

災害時の資機材を敷地に

市ボラセンに協力

3月21日

46年の歴史に「ありがとう」

いずみ野小

46年の歴史に「ありがとう」

統合で4月から新たに

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

駅前に10階建マンション

ゆめが丘

駅前に10階建マンション

相鉄不動産が26年完成へ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook