緑園総合高校 電卓競技大会で全国へ 県予選で準優勝
第7回全国高等学校電卓競技大会の神奈川県予選が藤沢翔陵高校で6月2日に行われ、横浜緑園総合高校が準優勝した。8月1日に東京都内で開催される全国大会に県代表として出場する。
同校は橋田裕哉くん(3年)、井上弘太郎くん(2年)、松田美里さん(2年)の3人でチームを構成しており、キャプテンの橋田くんがビジネス計算で優勝、読み上げ算2等、見取算6位という成績で個人3等に。井上くんと松田さんも個人佳良(7位)となり、準優勝を勝ち取った。
同校は昨年、あと一歩のところで全国大会を逃したため、今年はまさにリベンジマッチ。中でも、チームの力が試されたのが読み上げ算だった。
失敗した時点で終了しなければならない同部門で、最後の4人に橋田くんと井上くん、他校の2人が残り、競り合った。惜しくも井上くんが次に抜ける形となったが、指導担当の林教諭は「同チームから2人が最後まで残ったことは、団体の勝利にも繋がった」と健闘を称えた。
橋田くんは2年前に同校代表として出場しチャンピオンとなった兄の活躍を間近で見て「自分もやってみたい」と挑戦を決めた。全国大会出場が決まったことに、「最初は行けると思っていなかったので嬉しい。予選で力を出し切れなかった分、全国では賞を取るつもりで頑張りたい」と意気込みを話した。
読み上げ算で粘りをみせた井上くんも「周りを気にせずやりたい」と話し、剣道部に所属しながら電卓競技にも取り組む松田さんは「空いた時間を使い、本番までできるだけ練習してチームに貢献したい」と抱負を語った。
同大会出場校の多くが電卓などの科目を学べる商業高校の中、総合高校の出場は稀だ。練習時間が限られ、3人で集まることができるのも週1回だが、「一発勝負」の電卓競技は集中力が勝利への鍵となるため、日々練習を積み重ね、全国大会を見据えている。
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