横浜泉ロータリークラブの第24代会長に就任した 上原 敏博さん 中田南在住 70歳
逆境は努力で報われる
○…「ロータリーの発展は地域と共に」をスローガンに、目に見える奉仕活動へ。明治学院大学グラウンドで行っている少年野球教室は技術指導に加え、食育や心身を育くむ内容を企画し、昨年の倍となる400人規模の参加を見込むなど早くも効果が出ている。
○…長野・上田の実家が軽井沢に貸ふとん店を夏限定で出すのを機に、学生時代、兄弟で経営に携わった。湿気が多い土地柄、年400組のふとんを別荘地に貸し出すほど盛況で高峰秀子、川端康成といった著名人も顧客だった。「どんな偉い人も同じ。意識して固くならなくなった。この頃の経験は父が残してくれた大きな財産で、良き時代を味わせてもらった」
○…長嶋茂雄選手に憧れ東京六大学でのプレーを望み法政二高に進学したが、腎臓を悪くして野球を断念。長嶋氏と同じ立教大学に進学、ポスターを自宅に張るなど情熱を注ぎ続ける。持田製薬を経て、医療廃棄物の総合処理を行う神奈川中央衛生を設立したが、4カ所で工場建設を反対されるなど苦労の連続で「どん底だった」。病気や実家の倒産、独立等の苦労を乗り越え「人間、追い込まれると強くなる。努力すれば報われる」と力説する。
○…自他ともに認めるエルヴィス・プレスリーのファン。歌や踊りを忠実に再現するアーロン成清さんと知り合い、オアシス21世紀の会10周年記念イベントでチャリティーライブを実現した。メルパルク横浜で開催した古希を祝う会では70歳代の出席者を含め元気にロック&ツイスト!「楽しかったー」と振り返る。
○…自治会長や中田小PTA会長等を歴任。同小の花壇整備や餅つき大会等を児童と教職員、地域が一体で行う中田小レッドキャップスが「一番の誇り」だ。人間的成長ができたと話すクラブでの14年間を踏まえ、「体験を通じて地域の故郷づくりに貢献できれば」と、会長としての1年間を見据えている。
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