横浜泉ライオンズクラブの第24代会長で、初の女性会長に就任した 布川 伸子さん 港南区在住 56歳
常識に囚われず視野広げ
○…横浜泉ライオンズクラブ初の女性会長として、7月から1年間の任期を全うする。今年度のテーマは「皆のアイディアで生み出す新たな奉仕活動」。かつて会長を務めた戸塚ライオネスクラブではライオンズクラブの奉仕活動をサポート。その経験を生かし、何よりもまず楽しく取り組むことを目指す。
○…今年度から「めがねのリサイクル」を新たにスタートさせる。不要になっためがねを回収し開発途上国に寄付することで、目が悪く学習が困難な人たちの手助けとなることを期待し、「少しでも希望を与えることができれば」と話す。ライオネスクラブで活動してきた25年間は子育てで抜ける時期もあったが、「みんなで協力しながら活動できて楽しかった」と振り返る。クラブ解散にともない、泉ライオンズメンバーとなった。「小さな活動を呼び起こし、1人ひとりアイディアを持ち寄っていきたい」と意気込みをみせる。
○…茨城県の実家は最近まで牧場を経営していたため、小さな頃から乳牛は身近な存在だった。「牛乳の上部にできるクリーム部分をすくってコーヒーに入れるとおいしくて、こっそり飲んだことも」と生き生きした表情で話す。育った環境も影響して獣医師の道へ。はじめは大型動物の獣医を目指していたが、考えた末に小動物を選択。戸塚でぬのかわ犬猫病院を開業し、20年以上が経つ。
○…現在はオーナーとして若いスタッフの育成にあたり、コミュニケーションの難しさを感じる日々という。そこで、兼高かおるさん(ジャーナリスト)の「遊牧民は定住生活をしていないから、住所を聞いても意味がない」という話を引用し、「様々な考え方を持った年代の人たちと接するには、自分の常識で話すのではなく相手の立場に立つことが大事」と視野を広く持つことを意識する。下は41歳、上は82歳と幅広いライオンズメンバーをまとめ、一層活動に力を入れる。
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