区民手作りの本格歌舞伎を上演する「いずみ歌舞伎」の第18回公演が10月19日(土)と20日(日)、泉公会堂で開催される。演目は「新版歌祭文(しんばんうたざいもん) 野崎村(のざきむら)」と「曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)(御所五郎蔵(ごしょのごろうぞう))」で、両日とも午後12時30分開場、1時開演。
大正から昭和の初めに現在の泉区で活躍した「市川花十郎一座」の功績を受け継ごうと、区制10周年(1996年)記念事業の一環で旗揚げされた同歌舞伎。区民が運営し、同歌舞伎の保存や継承、普及のために同公演を毎年行うほか、小学校で歌舞伎指導などの活動を続けている。
お染久松ものの代表作といわれる「野崎村」は8年ぶりの公演で義太夫(歌舞伎の語りと三味線)が入る。七五調のわたり台詞が一番の見どころという「御所五郎蔵」は10年ぶりの再演で、新人役者も演じる。
同歌舞伎保存会馬場勝己会長は「配役が変わっていて、稽古は一から始めているので、以前とは違った目で見てもらえれば」と話しており、公演の鑑賞を呼びかけている。
チケットは1300円で全席自由。区役所1階売店、泉公会堂、区内各地区センターで発売中。同公演の問い合わせは、馬場会長【携帯電話】090・4391・7506。
公演を前に
同歌舞伎の公開ワークショップ「義太夫を知ろう」が9月21日(土)、区役所1階ホールで開催される。義太夫の鑑賞、解説、聞きどころがわかるもので、時間は午後1時〜3時。
公演で使う衣裳・小道具展も同所で10月7日(月)〜10日(木)に行われる。プロの指導を受けて作られた豪華絢爛な衣裳を間近で見られる。時間は午前9時〜午後5時(7日は午後1時から、10日は午後4時まで)。
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