地域住民と区が協働し、身近な課題に取り組む泉区地域協議会(北原勉会長)が、下村直区長から5月に受けた市都市計画マスタープラン泉区プラン改定に向けた諮問に対する中間とりまとめを行い、泉区役所で9月12日に開催された定例会で下村区長に提出した。
市の都市計画に関する長期的な基本的方針の同プランは、都市づくりの基本理念や目標等を掲げることにより都市計画を定める際の指針となるもの。2000年に策定した市の全体構想は少子高齢化や環境問題の深刻化等の状況変化により、今年3月に改定した。
泉区の現行プランは05年2月に策定したもので、区は市プランと整合を図りながら、今年度から改定作業を進めている。
下村区長の諮問を受けた同会は同プラン改定に向け、2年計画で検討を行っており、今年度は「土地利用」「都市交通」「都市環境」「都市の魅力・活力」「都市防災」の5テーマについて、現状把握と課題抽出に関する意見交換や議論等を重ねてきた。
「土地利用」は住宅地や商業施設、市街化調整区域などについて、「都市交通」はバスや道路空間、道路整備について、「都市環境」は水辺や緑、農地の保全などについて、「都市の魅力・活力」は駅周辺のまちづくりや地域活動と担い手などについて、「都市防災」は近所で助け合いのできる関係づくりと防災活動の担い手などについて記した。
この中で同協議会は、多世代が住み続けられるまちづくりや活力のあるまちを維持するための担い手の確保などの課題がみられるとし、次年度は泉区の将来のまちづくりについて議論を深めていく考えを示した。
下村区長は今回の中間とりまとめについて「課題が的確で、会ならではの地域に密着したもので、意見を諮って正解だった。区職員と読んでプランに生かしていきたい」と話した。
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