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新春医療インタビュー 認知症の予防策は? ばんどうクリニック 板東邦秋院長に聞く
65歳以上の高齢者のうち認知症の人が2013年時点推計で462万人(65歳以上平均有病率15%)にのぼることが厚生労働省研究班の調査でわかった。
昨年6月1日に朝日新聞がトップニュースで伝えたもので、衝撃を受けた人が多いと聞く。毎年増加の一途をたどる認知症とその予防について、日本認知症学会指導医、日本脳卒中学会専門医の板東邦秋院長に話しを聞いた。
―認知症の患者が増えていると聞きます
「日常生活に支障がない程度の物忘れなど、軽度認知障害(MCI)と呼ばれる『予備軍』が400万人いることも、この調査で初めてわかりました。認知症の患者と予備軍を足すと862万人にもなるのです。予備軍の人が5年後、認知症になる確率は約50%。生活習慣病のうち、特に糖尿病が認知症の原因となることが多く、アルツハイマー病では、発症率が糖尿病でない人の2・3倍というデータもあります」
―認知症のために気をつけておきたいことは
「認知症の原因となる疾患は、アルツハイマー病と脳卒中などによる脳血管障害の2種類が代表的といわれております。これらは、生活習慣病を予防することで認知症予防になる可能性が高いのです。糖尿病や高血圧、コレステロール、尿酸、心臓疾患、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、腎臓等について、定期的に確認するなど危険認識をしておくと良いでしょう」
―クリニック内で工事が進んでいますね
「待合室が手狭で患者の皆様にご迷惑をお掛けしております。待ち時間の短縮と混雑の緩和に向けての工事で、3月頃までに待合室を拡張する予定です」
板東院長は認知症の原因にもなる脳卒中の診療等に、今年も尽力していく。
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