横浜市の感染性胃腸炎による患者報告数が第51週(2013年12月16日〜22日)に警報レベル数値(定点あたり20・00)を超える25・51となるなど、過去5年間で最も流行し、市が注意を呼びかけている。
市衛生研究所によると、同週に警報レベルを超えたのは市内18区中、16区。保育園や小学校、高齢者施設等での感染の報告が増えた。泉区は前々週が15・5、前週が15・0だったが、同週が20・25と5ポイント増え、今季初めて警報レベルを超えた。
感染性胃腸炎はノロウイルスなどが原因とされ、下痢や腹痛、吐き気、嘔吐などの症状がある冬期に流行する疾患だ。通常は症状が1〜2日続いて回復するが、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者では重症化することもある。
同研究所は、最も有効な感染予防策として、手洗いや便や吐物の適切な処理等を推奨している。ノロウイルスは85℃、1分以上の加熱で感染力が失われるため、食品の十分な加熱も有効という。
また、便や吐物を処理する際には、十分に換気の上、使い捨てマスクと手袋を使用して塩素系漂白剤で簡単に作ることができる「次亜塩素酸ナトリウム」での消毒を呼びかけている。
※定点/定期的に患者発生状況を報告している医療機関から報告された1週間分の患者数の平均値で算出
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