泉区の2014年度予算案がこのほどまとまり、区が独自に行う自主企画事業費に前年比5・2%増の9858万3千円を計上した。防災対策や子育て支援等を重点事業とし、区民意識調査など2つの新規事業が組み込まれた。一般管理費を含む総額は同3・3%増の7億1338万7千円。
自主企画事業案は41。木造住密集市街地への対応、保育所待機児童解消の継続、ゆめが丘地区の整備、第3期泉区地域福祉保健計画策定に向けた検討などで、区は様々な課題の着実な対応を目指す。
施策は【1】地域活動の支援【2】安全・安心なまちづくり【3】次世代の担い手づくり【4】健康と福祉のまちづくり【5】地域資源の活用と環境に配慮したまちづくり【6】区民に開かれた区役所づくり――の6つを設定。「区民と歩む泉区政〜身近な自治で大きなつながり〜元気の出る泉区づくり」の実現に向け、取り組む。
6つの施策の中で、【1】は地域協議会の運営や地区経営委員会による地域課題の解決に向けた取り組みの支援を行い、「地域主体の地域運営」推進(446万5千円)を引き続き重点事業とした。泉区外国人意識調査を新たに行って多文化共生を進めるほか、自治会町内会振興等も進める。
【2】は重点事業として防災対策に581万円を計上し、防犯対策や交通安全対策などに取り組む。木造住宅密集地域延焼防止対策ではモデル地区を選定し、自助・共助の取り組み推進や延焼防止訓練を実施。地域防災拠点に軽可搬ポンプを4台配備する(地域の減災行動支援事業・総務局区配と合わせて台数を想定)。災害時医療調整班活動や自転車等放置防止対策推進(道路局区配)なども行う。
【3】は保育施設等との協働による子育て支援推進を重点事業とし、子ども家庭支援相談普及啓発や保育所入所支援も行うことにより、待機児童ゼロの継続にもつなげていく。
【4】は新事業の高齢者支援人材育成等を進め高齢者・障害者支援や健康づくりなどに取り組む。第3期計画の策定準備も進める。
【5】は横浜市都市計画マスタープラン泉区プラン改定に向け、約20年後を見据えた都市計画の素案作成等を行う。新事業の区民意識調査に300万円を計上した。
【6】は区役所環境向上や、窓口案内ボランティア事業などを行う。
なお、今回の予算案でポイントとなる【2】と【3】の事業費を増額し、【2】は前年比53・3%増の1615万円、【3】は同65・6%増の1117万7千円とした。
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