公示地価 泉区は6年ぶり上昇 住宅地、商業地とも微増
国土交通省が3月18日に発表した2014年1月1日現在の公示価格をもとに、横浜市が市内分の取りまとめをこのほど公表した。泉区は住宅地の一部で下落したところがあったものの、全体で6年ぶりの上昇に転じ、商業地も6年ぶりに上昇した。
公示価格は地価公示法に基づき、一般の土地取引価格に対して指標を与えることなどを目的に、標準値の1平方メートルあたりの価格を示すもの。
横浜市内の住宅地は全18区で上昇した。平均変動率は1・7%増(前年0・2%増)で、前年まで下落が続いていた泉区など6区も上昇に転じ、すべての区で前年を上回った。特に、都心へのアクセスが良好な市北部や中心部の利便性が高い区では2%以上の上昇率を示した。
また、商業地の平均変動率は2・4%増(前年0・5%増)で、前年まで下落が続いていた栄区、瀬谷区とともに泉区も6年ぶりに上昇に転じた。他の区も前年を上回る上昇率となり、中でも西区、中区、港北区、都筑区は3%台の高い上昇率を示した。
同調査による区内の調査地点は住宅地が18地点、商業地が3地点。
区内住宅地の平均価格は18万6400円/平方メートルで、前年比で0・8%増加した。最高額となる緑園3丁目の25万7000円(前年比2・8%増)など14地点で上昇した。
区内商業地の平均価格は23万4300円/平方メートルで同0・4%増となったが、変動率は栄区と瀬谷区に次ぐ低さだった。中田南3丁目の29万4000円(同0・7%増)と和泉町の2地点が上昇し、領家2丁目の1地点が横ばいだった。
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