神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2014年4月3日 エリアトップへ

子どもの命を預ける【1】 求めるのは非常時の対応

公開:2014年4月3日

  • LINE
  • hatena

 ベビーシッターに預けた男児が遺体で発見された痛ましい事件――。これを受け、厚生労働省も預け先の情報収集や事前面会の推奨など10項目を盛り込んだベビーシッター利用時の留意点を公表して対策に乗り出している。一方、利用側の判断に委ねられる部分が大きいのも事実。横浜市で受けられる乳幼児や小学生の一時預かりの現状を追った。

 横浜市が子育て支援策の一環で2000年から実施している「横浜子育てサポートシステム」。子どもを預けたい「利用会員」、預かる「提供会員」が会員登録し、「地区リーダー」などが双方の調整役を担う有償サービスで、12年度には約4万件の利用があった。

 一方、病児・病後児、早朝・夜間等の緊急預かり強化事業を行っている藤沢市などの自治体もあるが、横浜市ではこれまで導入されていない。

 そんななか、サービス利用者からは、不規則な時間帯や急な要望への対応を求める声も聞かれる。

 市外で保育士として働く市内在住のAさん。夫は毎朝6時に仕事で家を出るが、自身も早番担当時には小学3年生と幼稚園年長の子どもを残して出勤せざるをえないことがある。放課後は学童や延長保育を活用しているものの、急な残業で迎えの時間に間に合わないことも少なくない。

 また、シフト勤務のスケジュールは週ごとの発表で先々の予定の把握が難しく、「仕事柄、サービスが必要となるのはいつもギリギリのタイミング」。

 現在は、福祉クラブ生活協同組合が実施している家事介護サービスを利用しており、「お迎え時間の30分前の急な依頼に対応してもらえるのがありがたい。先方の予定で無理な場合も、代理を探すなど親身に協力してもらえる」。

 一方、「預け先の身元がわかっていても、他人に預けることに不安がないわけではない」。月数万円に及ぶこともあるサービス利用料の負担も大きいという。だが、「自分の意志で働いている以上仕方ない。隣近所にお願いできればそれが理想だが、遠慮がある」と話していた。     ――つづく

泉区版のローカルニュース最新6

横浜紙ペン 脱炭素PRに

四季の会

横浜紙ペン 脱炭素PRに

緑区役所が1000本

3月28日

参加企業を募集

泉火災予防協会

参加企業を募集

「地域貢献しませんか」

3月28日

県最大の献血ルーム開所

横浜駅東口スカイビル

県最大の献血ルーム開所

空港ラウンジをイメージ

3月28日

4月1日開院に向け式典

ゆめが丘総合病院

4月1日開院に向け式典

住民向け内覧会も実施

3月28日

親子で横浜体験

親子で横浜体験

宮ノマエストロ

3月28日

4月から「泉区版」は「戸塚区・泉区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「泉区版」は「戸塚区・泉区版」となります

3月28日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook