いちょう小卒業生ら 壁画で最後の思い出作り 「あいさつロード」に
3月末で閉校したいちょう小学校の外壁に、同小最後の卒業生が世界各国のあいさつや絵を描き込んだ。
様々な国籍や国出身の人が暮らすいちょう団地を拠点とする「多文化まちづくり工房」(早川秀樹代表)が同小や自治会、地域等と連携し、2010年に立ち上げた「あいさつロード」に描いたもの。
壁には6年生や5年生が中心となり、各国を象徴する建築物や行事などが描かれた。実行委員の木村結花さん(6年)は「最後の良い記念になると思った」と、絵のデザインを担当した小野寺美樹さん(6年)は「大人になっても残っているといいと思う」と話し、閉校した母校での最後の思い出を作った。
同小の菊池聡教諭は「日本に来たばかりの子どもたちにあいさつを強制するのではなく、垣根を下げてほしいと思った。学校と地域、ボランティアが一体となって作ることができた」と同プロジェクトへの思いを話した。
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