横浜市の人口が370万人を超え増加傾向にある中、泉区の人口が2年ぶりに減少した。区がこのほど発行したIZUMI2014区勢便覧(各年10月1日現在人口)によると、12年は前年比90人増だったが、13年は同606人減で再び減少へと転じた。
2013年10月1日現在の区人口は15万4893人で、10年の15万5698人をピークに減少傾向に。女性は10年のピーク7万9081人から30人減だが12年には一時増加した。一方、男性は09年のピーク7万6705人から年々減り続け863人減となった。特に13年は前年比で433人減っている。
動態別でみると社会減がここ数年顕著で、12年中の転出入状況は、転入6416人、転出6580人で転出が64人上回った。
転出入の場所別では市内間(転入2835人、転出2496人)が多く転入が上回り、東京都区部や川崎市、藤沢市、大和市など県内では転出が上回った。
世帯数は増加
区の人口が減少するなか、世帯数は増加している。13年10月1日現在の世帯数は6万437世帯で、10年に1度減少した以外は増加が続いている。
区の1世帯あたりの人員は2・59人で、市内では都筑区に次いで多い。町別では領家二丁目の2・87人を筆頭に領家や桂坂で多く、池の谷(1・74人)や中田東三丁目、中田北一丁目で少なくなっている。
高齢者の割合に地域差
区平均年齢は45・1歳で市平均を0・9歳上回る。中田西一丁目の40・4歳を筆頭に中田西や中田北、領家、岡津町などで低く、池の谷の56・1歳を筆頭に白百合や下和泉などでは高い傾向がみられる。
特に、池の谷は老年人口(65歳以上)の割合が50・0%と半数を占め、上飯田町や下飯田町、白百合二丁目、中田南五丁目、下和泉三・四丁目で3割を超える。逆に、領家一・二・四丁目は10%台前半と低い。
一方、年少人口(14歳以下)の割合は中田西二丁目、岡津町、下和泉1丁目等で高く、領家三丁目、下和泉二丁目、緑園六丁目等で低い傾向がみられた。
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