緑園総合高 電卓競技で全国へ 県準Vで2年連続出場
第8回全国高等学校電卓競技大会の神奈川県予選が6月1日に藤沢翔陵高校で行われ、横浜緑園総合高校が団体戦で準優勝した。同校は8月3日に東京で行われる全国大会に、昨年に続き県代表として出場する。
メンバーは井上弘太郎君(3年)、田村涼太君(2年)、橋田翔吾君(2年)の3人。指導担当の林嘉憲教諭が「ビジネス基礎」という科目を受講する生徒に声を掛け、集まった。
団体競技は見取算などの普通計算と文章題の応用計算を、時間内にどれだけ正確に計算できたかの得点形式で競われた。
井上君は読上算2等とビジネス計算3等で個人3等、橋田君は読上算2等で個人3等、田村君は個人佳良(入賞)となり、団体準優勝を勝ち取った。
出場校の多くが電卓科目などを学ぶ商業高校の中、同校のような総合高校の大会出場はごく少ないという。
同校は2011年度から県予選へ出場し、昨年総合高校として初めて団体戦で全国大会に出場した。練習時間が週に2回と限られるが、「少数精鋭だから疑問点をその場で解決できる」と話すメンバーは、短期集中型で反復練習を重ね、一発勝負への集中力を付けてきた。
2年連続で全国の舞台に挑戦する井上君は「昨年は緊張してしまったので、落ち着いて臨みたい」と意気込む。田村君は「県大会ではいい成績を残せなかったので、本番までに練習を積む」と話す。
橋田君は同校代表として活躍した二人の兄、一輝さんと裕哉さんの姿を間近で見てきたといい「自分にも向いているのでは」と挑戦を決めた。昨年、裕哉さんが読上算で全国2位に輝いたことに触れ、「大会では手が震えたが、全国では兄の得点を越えられるようにしたい」と抱負を話す。
指導する林教諭は「速さと正確さがポイント。他校と比べてハンデはあるが、まずは予選突破を目指す」と話した。
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