「あすの泉区を想う」【12】 市政報告 落書き防止条例が可決
横浜市会2014年第2回定例会で私たち民主党が提案し、他会派などからも賛成いただいた「落書き行為の防止に関する条例」が可決されました。
「大岡裁き」の横浜条例
「落書き行為の防止」に関しては、多くの都市で「美観の確保」を目的として条例化されています。横浜市では「美観の確保」によって実現する「安全・安心の暮らし」までを目的としています。また、他都市が落書き自体を罰則の対象としているのに対し、横浜市では「落書きそのもの」ではなく、「落書きを消さないこと」に対して罰金を科すことにしています。
さらに、その罰金も、勧告・命令に従わず、定められた期日までに落書きの消去が行われなかった場合に限っています。罰金や捕まえることが目的ではなく、消させることの実効性を持たせた条例となっています。
「1年間かけての調査・意見募集」
横浜市では公園・トイレ・道路・鉄道の高架下など公共の場に年間460件もの落書き被害があることがわかりました。私たち民主党議員は、2013年5月から条例制定に向けたプロジェクトを立ち上げ、同年7月から9月にかけて市内各地で現地調査を実施しました。また、インターネットと2万部の新聞折り込みチラシを通じて市民からの意見募集も行ってきました。
この条例の制定により、「地域社会の防犯力の向上と絆の強化」「防犯の視点を組み入れた地域活動の普及・啓発」「生活環境の美観・魅力向上」「市民協働の推進による行政コストの削減」などの効果が期待できます。
■横浜市会議員ふもと理恵
市民・文化観光・消防常任委員会副委員長、基地対策特別委員会、市会運営委員会【電話】・【FAX】801・8739
【URL】http://fumotorie.com
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