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泉区版 公開:2014年11月6日 エリアトップへ

11月27日からArt Gallery 山手で水彩スケッチの個展を開く 足助(あすけ)久美子さん 和泉町在住 51歳

公開:2014年11月6日

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感じたままを自由に

 ○…水性のペンとB5ほどのスケッチブックを手に、国内外の訪れた先で感じたままにスケッチする。2年ほどのペースで行っている個展は、今回が5回目。「時間をかけている分、1枚1枚に思い入れがある。楽しく描いているのが伝われば」。誰もが描く代表的な建物や景色ではなく、その場を訪れて見つけたお気に入りの場所が作品のモチーフだ。

 ○…保土ケ谷区生まれ。「ベルサイユのばら」や「ガラスの仮面」のマンガを模写するなど、幼い頃からデザインや絵を描くことが好きだった。美術部に所属した高校時代は、週に数度来る講師が顧問で「技術的な部分は何も教わらず、ただ楽しく描いていた」。卒業後は銀行員の事務として約9年働くも、結婚を機に退職。空いた時間を利用して、興味を持っていたPOP広告をカルチャーセンターで学び、アルバイトとしてCDショップの販売促進や会社のチラシを手掛けた。

 ○…本格的に絵の世界へ飛び込んだのは、本屋で見かけたイラストレーターの永沢まことさんの作品がきっかけ。「自分の幅を広げてみたい」と、都内まで片道1時間半かけて、同氏やその門下生の教室へ。「技術はもちろん、絵に対する感性を学び、とても新鮮だった」と当時を振り返る。下書きをせず、興味を持ったものに対して、感じたまま自由にペンを走らせる。「線が主役の絵。曲がったら曲がったままで味がある。その自由さが楽しかった」。教室へ通いながら個展を開き、現在は三ツ境など県内3カ所で指導する。生徒に伝えることは自らも学んだ「難しく考えず、興味を持ったものを素直に書くということ」。

 ○…プロ野球阪神タイガースの大ファンで、先日の日本シリーズも福岡へ観戦に行く熱狂ぶり。敗戦のショックも、練習風景を描いた絵を手に「個展に間に合えば」とニッコリ。「ただ書きたいものを描く」。自由さと独創的な視点で、今日もペンを走らせる。

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