中田の池谷自治会(樋口輝正会長・480世帯)の創立50周年記念式典が11月23日、中田小学校で開かれた。当日は役員や関係者らおよそ300人が出席。節目を祝った。
式典では道路補修や自治会館建設など、創立からの歴史をまとめたスライドショーを上映。会場では過去の映像を懐かしむ姿が見られた。50年前の池谷は全面畑の地で、電気や水道も通っていなかったという。「先人たちがこれらの諸問題に共同作業で取り組み、問題を解決してきたことから、会員の仲間意識が高まった」と工藤敏暢副実行委員長は話す。
現在の課題は、自治会内の生活道路の大部分が私道であり、公道移管が進んでいないこと。緊急時の車両進入路の確保やごみ収集車の通行などに支障があり「避けて通れないこの課題にも、住民一体となって取り組んでいきたい」と役員らは口を揃える。
中田小学校を囲む自治会は、同校との交流や支援活動も積極的だ。2007年に学校地内環境美化活動兼防犯対策として結成した「レッドキャップス」は、学校庭園での野菜栽培や花壇の手入れなどで、環境づくりに貢献。この日は12月13日に全国大会を控えたマーチングバンドも出演した。樋口会長は「池谷には、先人たちが築き上げた一致団結するパワーがある。住みよいまちづくりに向け、これからも住民一体となって取り組んでいきたい」と話した。
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