認知症の人や家族の応援者となる「認知症サポーター養成講座」が2月10日、緑園西小学校(桃井陽子校長)で行われた。講師を務めたのは、泉区認知症キャラバン・メイト。自治体の研修を受講し全国キャラバン・メイト連絡協議会に登録しているボランティアだ。
講座ではスクリーンを使い「年をとると誰にでも起こり得る脳の病気」「今のこどもたちが大人になるころにはお年寄りの数がもっと増えて認知症の人の数も増えると予想されている」ことなどを説明。また環境や接し方で症状は変わることなども付け加えた。キャラバン・メイトの1人でこれまで70回以上講座を開いたという石井正文さんは「認知症の人にみなさんの想いはわからないかもしれない。でも思いやりや心遣いは必ず伝わる。そしてそれが大きな手助けとなる」と呼びかけた。講座を終えた児童たちは「身近に認知症の人がいたら優しく接したいと思う」などと感想を発表した。桃井校長は「今後さらに進んでいく高齢化の中で、認知症への正しい理解は不可欠。社会を支える大人になっていく子どもたちが、講座を受けて小学校を巣立つことはとても意味があると思う」と話した。
泉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|