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泉区版 公開:2015年3月12日 エリアトップへ

泉区防災ライセンスリーダー連絡会の会長を務める 三谷 無名雄さん 上飯田町在住 73歳

公開:2015年3月12日

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防災は自分のために

 ○…小中学校など区内に23ある地域防災拠点で、資機材の取り扱い指導にあたる。きっかけは横浜市が行う防災ライセンスリーダー講習。「やがては自分のためになるだろう」と参加し、2005年に指導員の資格を取得。交流の場として4年前に区が設立した連絡会も当初から会長として携わってきた。「一人でも会員が増えることが地域を守ることに繋がる」。目指すのは地域全体の防災レベルを引き上げること。

 ○…今年度は拠点の4分の3を訪れ、道具の扱い方を実技指導してきた。エンジンカッターなど危険なものは消防隊員が扱うという認識があるが「発災から3日間は地域でやらなくてはいけない」とキッパリ。「拠点に何があるか知らない人が多い。まずは備わっている環境を知ってほしい」と呼び掛ける。訓練の参加数は増えてきたが、拠点によっては毎年役員が変わるところもあり、義務的な参加も多く、ばらつきがある。「いざとなったら自分のため。東日本大震災から4年。教訓をきっかけにしてほしい」と訴える。設立直後に発生した震災時はテアトルフォンテにおり、咄嗟にドアを開けて出口を確保したが、揺れの大きさは今も体に染みついている。

 ○…鳥取県出身。大学進学とともに関東へ移り、電機会社に勤務した。定年後に社会福祉協議会の存在を知り、ボランティアの道へ。趣味のランニングを生かし、10年以上に渡って知的障害者施設で散歩やマラソンの伴走を行ってきた。「時間が空いて暇だったから」と笑って話す姿に、人の良さがにじみ出ている。

 ○…4年間で会員数は100人近くになり「人のつながりができた」とニッコリ。地域のネットワークが広がり、それとともに活動の幅を広げていくことも視野に入れる。今後は器材の扱いだけでなく「発災時に何ができるかの訓練も行っていきたい」。拠点間の差を少しでも埋め、区全体の防災意識向上に努める。
 

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