泉消防署(有賀太重署長)は3月6日、春の火災予防週間に合わせてサニーアイルで総合訓練を行い、店舗職員や買い物客ら50人近くが参加した。同施設では春、秋の火災予防運動に合わせて年に2度訓練が行われている。今回は初めて営業時間内に実施され、店員が発災時の対応から買い物客を安全に避難させられるか、一連の流れを確認した。
訓練は1階の店舗で火災が発生したと想定し、隣の店舗職員が火災報知機を押して消防署へ通報。店員らは初期消火と合わせて買い物客を屋外へと避難誘導した。通報を体験した結城登美子さんは「訓練でも緊張して、メモを見てもうまく伝えられなかった。人命に関わるので、いざという時は相手に伝わるようにしなければ」と話した。責任者の中谷徳人さんは「初めてのことで店舗間の連携がうまくいかない部分もあったが、訓練をして気付いたこともあったので、今後に生かしていきたい」と話した。
訓練後には消防隊によるハシゴ救助訓練やロープ脱出訓練などが実演され、消火体験や煙体験コーナーも開かれた。有賀署長は職員に対し「安全こそ最高の商品。より安全な施設に努めてほしい」と話した。
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