横浜国立大学の学生が6日、市が跡地利用の一つとして公園型墓苑の整備を検討している旧深谷通信所を題材に、横浜市に対して新しい墓地整備の在り方を提案した。深刻な墓地不足社会をテーマに、同大非常勤講師の秋山怜史さん指導のもと、教育人間科学部の1、2年生5人が授業の一環で5カ月間検討した。
プレゼンテーションで生徒らは、墓地が「迷惑施設」ではなく「地域住民が誇れる場所」になるよう、敷地中央部にプレート型や日本式など数種類の墓を設置するほか、周囲にスポーツ施設や芝生広場、市民菜園、憩いの水場などの配置を提案。また、夜桜のライトアップによる夜の墓地のマイナスイメージの打破など、四季を通して自然と触れ合える場所とすることで、住民と墓参者との共存を図ると提案した。市は自治体共通の課題である墓地整備に対し「学生とイメージを共有できた」と話した。
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