区内を中心に活動する女声合唱団「いずみコール」が今年で創立45周年を迎えた。34人の団員たちは、5月23日(土)に泉公会堂で開く2年半ぶりの記念演奏会に向けて練習に取り組んでいる。
「そこはもっとはっきりと、しっかり発音して」。演奏会を直前に控え、常任指揮者の永見冨久好さんの厳しい指示が飛ぶ――。
団の練習は基本月に3回。限られた時間の中で心に響くハーモニーを作り上げるには、集中力が不可欠。一人ひとりの姿勢や声の出し方にも細かいチェックが入る。
それでも、張りつめた緊張が漂うわけではない。永見さんが、計算したように練習の合間に挟み込むユーモアは、団員たちは肩の力を抜くのに効果抜群。こうして練習はいつも和やかムードで進んでいる。
40歳代から80歳代まで34人の団員で構成される「いずみコール」。45年の長きに渡り存続し続けてきた理由を問うと、団員たちは「チームワーク以外にない」と口を揃える。
「もともと歌が好きだった」「近くでやっているのを知って」など、始めたきっかけはそれぞれだが、互いの人柄の良さに支えられてやってきた。加えて指揮者の永見さんとピアノの山下隆三さんの2人への信頼感が団の一体感をより強固なものにしている。
演奏会にあたり山下さんは「指揮者の先生と息を合わせ、コーラスと音を合わせて素晴らしい演奏会にしたい」と意気込む。
当日は4部構成でおよそ20曲を披露する予定。時間は午後1時半開場、2時開演。入場無料。
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