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設立15周年を迎えた「和泉の森を育む会」の会長を務める 天野 貞夫さん 和泉が丘在住 81歳

掲載号:2015年5月6日号

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森で育つ、人の絆

 ○…和泉が丘にある、およそ2万平方メートルもの「古橋の森」。今でこそ広々とした美しい森になったが、初めて訪れた際、目に入ってきたのは不法投棄の山だった。「これが森なのか」と驚愕し、森の再生を決意。志を同じくする仲間と会を立ち上げ15年が過ぎた。現在では活動は森にとどまらない。高齢者宅の庭木の剪定も行っている。「あくまで素人のボランティア。普段から庭木に注目して、自分だったらこうしようかなと考えてやっているだけ。それでも喜んでもらえるのがうれしい」とほほ笑む。

 ○…長きにわたる森の再生・管理に加え、森の良さを生かした交流イベントの開催…。活動当初は森の地権者を探すところからのスタートで、平坦な道ではなかったが、地道な活動が認められ、横浜市から2度の表彰も受けている。「協力してくれた地主さん、地域の方、第2の人生をボランティアに捧げてくれる素晴らしいメンバー、そしてこの古橋の森に感謝だね」とさらににこやか。

 ○…製粉会社勤めだった知識を生かし、時に森でパン・ピザ・バウムクーヘン作りを指導することも。使用する材料は、毎回自宅で粉を調合し、下ごしらえするなどまめな性格。退職後も森の会の活動に老人クラブの友愛活動、畑の世話に、子ども会、町内会とスケジュール帳はいつもびっしり。「本当は趣味をいろいろ持ってゆっくりするつもりだった」と言うが、退職祝いにもらった絵画セットはまだ手つかずのまま。「使わなきゃとは思うけど、時間がなくて」という口ぶりはどこか嬉しそうでもある。

 ○…「いつか古橋の森を誰でも楽しめる市民の森にすることが目標」。3年前には森の一部を市が買い取るなど、少しずつ夢に近づいてきている。人が集まり輪をつなげることで、信頼が生まれ、それが絆となっていく。何十年、何百年と生きてきた森の中で、人と人との深い絆が育ち続けることを願う。

田近淳 司法書士事務所

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