葛野小学校のそばに温かな雰囲気の手作りの店がある。同所では、地域の縁側のような場所を目指して、毎月「グレースマルシェ」が開かれており、7月で1周年を迎える。主催は泉区・戸塚区で活動するNPO法人総合教育サポート「グレースファミリエ」(武井麻衣子代表)とエピス・フルール(戸塚区)。
自分たちでリノベーションしたという店の中には、アクセサリーやインテリアグッズなど、手作りの小物がズラリと並ぶ。同時に小物やパンを作るワークショップも開き、多くの参加者で賑わうという。「お客さんもマルシェのメンバーもママが多いですね。『子どもがいるからできない』ということはない。子連れでもできるんです」と話すのは武井代表。ワークショップの講師の一人、檜皮(ひわ)香織さんは「ここは子連れでも心地よく、老若男女がほっとできる」と笑顔を見せる。
販売されるのは小物だけではない。地元農家の協力を得て、形悪く市場には出せないB級品の野菜も店頭で売り出している。「ここで買った白菜を『漬けたから』とおすそ分けしに来てくれる人もいます。ママ世代だけでなく、お年寄りもふらっと立ち寄ってくれる場所になってきた」とメンバーらは嬉しそうだ。
グレースファミリエは、発達障害などの子どもも通える個別学習塾「てらこやグレース」、田植えなどの体験企画などを行う「グレースマムキッズ」など、さまざまな側面で子どもを育てる活動を行っている。6月にはNPO法人化。8月には中田小のはまっ子ふれあいスクールと共に、新企画「てらこや横丁」の準備を進めている。「もっと地域の人を巻き込んでいきたい」と武井代表は意気込む。
マルシェは毎月第4水・木曜日を基本に開催。7月は22日から3日間行う。
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