8月に行われた「神奈川県吹奏楽コンクール」の高校の部B部門で県立横浜緑園総合高校が金賞を受賞し、9月12日に千葉県で開催される東関東大会へ出場する。同大会での金賞と東日本大会への出場を目指し、日々の練習にも熱が入っている。
県代表に選ばれたのは2年ぶり3回目。部長の堀田舞依さん(3年)は、持ち前の表現力を武器に、「過去の銀賞を超える金賞はもちろん、初の東日本大会出場を狙いたい」と東関東大会への意気込みを語る。演奏するのは、八木澤教司氏作曲の『プリマヴェーラ〜美しき山の息吹き』。堀田さんによると「難易度はそれほど高くないので、基礎をしっかりとし、どう聴かせるかという点を大切にしたい」と話す。
曲名の通り、雄大な自然の情景を表現することはもちろんだが、曲の構成に合わせ、奏者の感情を届けることも目標の一つ。部活動を通して経験した厳しさや葛藤、部員全員の気持ちが一つになったことなどを音に乗せていく。
全員の心を一つに
出場するB部門は30人以下で演奏する小編成の部門。メンバーは56人いる部員の中から3年生と、部内オーディションで選ばれた1、2年生の計30人。全員での出場ではないが、部員の心は一つ。その象徴ともいえるのが、「陽はまた昇る〜57の光で照らすプリマヴェーラ〜」というキャッチコピーが書かれた手作り横断幕。「57の光」は、56人の部員と指揮者を指し、添えられた寄せ書きには「表現力豊かに!気持ちをのせて」「仲間を信じて!」「全力でサポートする」と全員の声が並ぶ。顧問の倉崎友夏教諭は「このキャッチコピーは部員が考えたもの。風景描写に力を入れ、全員でという思いで臨んでいく」と話す。
東関東大会は千葉県文化会館で9月12日に開催。同部の演奏は午前10時40分ごろの予定。
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