国際親善総合病院の新館(緩和ケア病棟)がこのほど完成し9月5日、医療関係者らを対象にした内覧会が開かれた。
緩和ケア病棟は、終末期にあるがん患者などを対象に、本人の気持ちに寄り添いながら不快な症状を和らげることでその人らしい生き方を支援する場だ。
同院はこれまで急性期を中心に地域医療を行ってきたが、急速な高齢化の進行で社会のニーズも変化。地域の中核病院としての役割を考えた時、身近な緩和ケアが必要として建設がすすめられていた。同病棟の看護師で看護課長の三堀いずみさんは「がんの患者さんと話をする中で、診断からそれ以後の自分の生き方を選択できる環境があればと感じていた」と話す。症状緩和の治療を積極的に行うのも特長の一つだという。
病床は25床、そのほか食堂、キッチン、ラウンジ、家族控室、浴室などからなる。24時間面会可能で、ペットの面会もできる。入院希望はかかりつけ医へ相談し、面談後判定結果が伝えられる。同病棟担当医師の村井哲夫さんは「今後、地域や在宅との連携を生かした病棟にしていきたい」と話している。
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