神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2015年9月17日 エリアトップへ

襷リレーで認知症啓発 「RUN伴」に市内から初参加

スポーツ

公開:2015年9月17日

  • LINE
  • hatena

 認知症になっても安心して暮らしていける町を目指し、認知症患者や家族、支援者らがリレーをしながら襷をつなぐ企画「RUN伴(とも)」が泉区内でも実施される。中田東の生活維持向上倶楽部「扉」を9月21日(月・祝)の午後2時に出発する。市内を通るルートは今回が初。

 2011年に北海道内で始まり、参加者の増加と共にゴール地点も東京、大阪、広島と距離を伸ばしている企画。今年は福岡県大牟田市までの3000Kmをリレーで襷をつなぐ。ルートは一本でなく各地から合流するルートもあり、今回の泉区もその一つ。泉区からつなぐ襷は、町田市から南下してくるルートと湘南台駅付近で襷を託す。ゴールには11月1日に到着する予定という。

 区内のチームリーダーで、「扉」の代表を務める山出貴宏さん=写真右=は「認知症は誰にでも起こりうるもの。何もできないという偏見もあるが、これを機に認知症を知り、考えてもらえたら」と話す。認知症の人も介護する人も皆で1つの目標に向かうことが大切と話すのは、ランナーとしても参加する認知症カフェ「デ・アイ」の代表、飴矢敦子さん=写真左。「イメージカラーのオレンジ色のTシャツで走るので、オレンジ色の物を振ったり、身に付けたりして応援してほしい」と呼びかける。

「認知症の人の自信に」

 ランナーやサポーターとして参加するのは、区内のデイサービスの利用者やスタッフ、有志ら20人超。ランナーと言っても走るだけでなく、歩いたり、車いすで移動したりと参加の仕方は人それぞれ。参加予定の女性利用者は「本当は走れたらいいんだけど、走れないから頑張って歩かないと。Tシャツを枕元に置いて楽しみにしているの」と笑顔を見せる。「1mでもいい、車いすでもいい。社会に参加することで認知症の人も『自分にできることがある』『自分の役割がある』という実感が持て、自信につながると思う」と山出さん。

 開催に当たり、バトンタッチやトイレ休憩のために、ルート沿いの店や施設も協力。「今回をきっかけに来年以降、RUN伴の参加者・協力者がもっと増えていけばうれしい。まずは応援に来てください」と山出さんは呼びかける。

 当日は扉(中田東3の6の42)を午後2時に出発し、中田中央公園や白寿荘を経由し、3時半前にいずみ野駅前へ。その後、泉中央テニスガーデンや神奈川スバル泉店を通り、天王森の郷を4時半ごろに出て、湘南台方面へ向かう。

 イベントに関する問い合わせは、扉【電話】045・800・6231。

泉区版のトップニュース最新6

市内品評会で最優秀賞

大矢養鶏(和泉町)

市内品評会で最優秀賞

餌にこだわり「見た目よく」

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

災害時の資機材を敷地に

ゆめが丘グループ

災害時の資機材を敷地に

市ボラセンに協力

3月21日

46年の歴史に「ありがとう」

いずみ野小

46年の歴史に「ありがとう」

統合で4月から新たに

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

駅前に10階建マンション

ゆめが丘

駅前に10階建マンション

相鉄不動産が26年完成へ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook