キリリン親子（９月12日同園撮影）
金沢動物園（金沢区釜利谷東）で９月７日、キリンの雄の赤ちゃんが誕生した。初産の母親キリリンは、野毛山動物園生まれ。飼育担当者によると、神経質な性格で心配していたというが、出産もスムーズに済み、よく赤ちゃんの面倒をみているという。はまっこ２世は「のんびり、マイペース」。身長約１８０cmで生まれ、40分ほどで立ち上がった。今では、飼育舎の中を元気に走り回っている。
同園では６月に雌のステップが生まれており、今年２頭目のキリンの赤ちゃんが誕生したことになる。同じ年に２頭のキリンが誕生するのは市内では初めてで、現在、２頭同時の一般公開に向けた準備が進められている。原久美子園長は「衝突や転倒が心配。安全に２頭で走り回れるよう、空間になれるまではキリンの状態と相談して練習していきたい」とほほ笑む。
新たに誕生した赤ちゃんキリンの一般公開も、体調や様子を見ながら決めていく。飼育担当者は「時おり白目が見えて愛嬌のある子。かわいい期間は短いので、赤ちゃんのいろんな行動を見てほしい」と話していた。
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