神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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泉区版 公開:2015年11月26日 エリアトップへ

発足10年のボランティア団体「上飯田ワイワイ仲間」の代表を務める 石井 正文さん 上飯田町在住 73歳

公開:2015年11月26日

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福祉根付いた街目指して

 ○…上飯田地区を中心としたボランティア団体として発足から10年。連合自治会を中心に、区役所、区社協、障害者施設、ケアプラザなどと協力し、地区の地域福祉保健計画の検討から散歩企画まで多様な活動を行っている。発足当時から大切にしているのは「地域の中で自分たちに何ができるだろう」という気持ち。意見を出し合い、できる範囲で、無理をせずに、できることから――。メンバーを固く縛らない方針が活動の継続につながっているのかもとほほ笑む。

 ○…有志による「ワイワイ劇団」も好評。オレオレ詐欺や悪徳商法の防止、認知症の人との接し方等の寸劇を区内各所で披露している。自身が演じるのはいつも悪役。仲間に「上手すぎて本物みたい。似合ってるよ」と突っ込まれ、「だって人に悪い役はキャスティングできないから」と大笑い。実は配役も台本も自身が担当。同じもので飽きられないようにと、現在も春に向けて徘徊がテーマの新作の準備を進めている。

 ○…茅ヶ崎市出身。戸塚区にある大手電機メーカーに勤めていたこともあり、泉区に越してきた。サラリーマン時代は出張が多く、さまざまな土地へ足を運んだが、退職した今は地元密着。地域でのボランティアが趣味のようなものと笑う。小学校の学援隊としての見守り活動もその一つ。毎朝元気よく登校する子どもたちは孫のようにかわいいと目尻を下げる。

 ○…横浜市認知症キャラバン・メイトとして、認知症の人や家族を見守るサポーターの養成にも尽力。現在、区内7校で認知症についての正しい知識を伝えるための講座を行っており、「いつかは全校で」と夢見る。指導者用の台本と、子どもたちに演じてもらう寸劇の台本も作成。市オリジナルの補助教材として提供している。「地域を良くすることは、将来の自分たちにとっても良いこと」。地域に福祉の種をまき、その芽が根付くように活動し続ける。

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