古橋の森においしそうな香りが漂う――。12月13日、森の中で地域住民が挑戦したのは、手作りのピザとバウムクーヘンだ。
これは、和泉の森を育む会と町内会、子ども会、寿会が共催したもので、昨年も大好評だった企画。メンバーの中には、朝7時前から炭火起こしの準備に駆けつける人もいたという。
今回はあいにくの雨だったが、森の木にブルーシートを結び屋根を設置。その下で行ったバウムクーヘン作りでは、森で育った大きな竹に何層にも生地を薄く塗り重ね、竹をくるくると回転させながら炭火でじっくりと焼いていった。具だくさんのピザもふんわりと焼き上がり、交流会が始まると集まった約100人の参加者は、丸太のベンチに並んで座り、できたての料理をおいしそうに頬張っていた。
バウムクーヘンとピザの生地は、和泉の森を育む会の天野貞夫会長が用意したもの。製粉会社に勤めていたころの知識を生かし、自身で粉を調合している。「世代を超えて、皆で料理を作ったり、食事をしながら交流したりすることは地域の絆を深める良い機会となっている」と天野会長は話す。
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