神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2016年3月3日 エリアトップへ

息長く、支える 定置網漁船「瀬谷丸」提供

社会

公開:2016年3月3日

  • LINE
  • hatena

 2013年6月、津波の被害に遭った岩手県大槌町の漁協に、一隻の定置網漁船が贈られた。その名は「瀬谷丸」。瀬谷区の有志らが被災地で炊き出しを行った際、「仕事をするための船がほしい」という漁師の声を受け、12年3月に実行委員会を正式に発足。区内で募金活動を行い、集まった3625万円が形になった。

 それでも、「贈って終わりではない。長い支援が必要」というのが同会の思いだ。被災地に年2〜3回足を運んでいる露木晴雄会長は、「5年経ち、復興にも差が出てきている。何が必要か、地元の人たちと一緒に考えたい」と力を込める。

 同実行委は3月から、組織をNPO法人化することを決めた。支援を継続していくための決断だ。情報を把握するため、現地にもパイプ役となる人員を配置するなど、体制を整えていく。「この1年で、協力してくれる新たな仲間も増えた。NPOになれば活動にも幅が出てくるはず」と露木会長。発足当初からの目標は、「瀬谷丸」が2代、3代と代替えをしながら長く大槌の漁業を支える存在になること。「今の子どもたちが将来、『あの瀬谷丸は…』と話題にしてくれたら嬉しい」

 三陸の海で採れた海産物の販売や募金への呼びかけなど、今後も以前と変わらぬ活動を続けていく予定。復興の歩みを見守りながら、息長く支えていく。

東日本大震災から5年―。被災地を思い活動する市内の個人・団体を紹介します。

泉区版のローカルニュース最新6

横浜紙ペン 脱炭素PRに

四季の会

横浜紙ペン 脱炭素PRに

緑区役所が1000本

3月28日

参加企業を募集

泉火災予防協会

参加企業を募集

「地域貢献しませんか」

3月28日

県最大の献血ルーム開所

横浜駅東口スカイビル

県最大の献血ルーム開所

空港ラウンジをイメージ

3月28日

4月1日開院に向け式典

ゆめが丘総合病院

4月1日開院に向け式典

住民向け内覧会も実施

3月28日

親子で横浜体験

親子で横浜体験

宮ノマエストロ

3月28日

4月から「泉区版」は「戸塚区・泉区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「泉区版」は「戸塚区・泉区版」となります

3月28日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook