地下で発生した火災やテロへの対応力を高めようと3月2日、市営地下鉄・神奈川中央交通・泉消防署の3者による合同訓練が実施された。今年1月に地下鉄銀座駅で発生した事案を受けたもので、市営地下鉄運行中の時間帯に相互連携訓練を実施するのは初めて。当日は全体で52人が参加した。
訓練は地下ホームでスーツケースが燃やされ、1人が重症、20人が軽症という想定。駅構内では職員らが初期消火と避難誘導、協力して重症者を搬送するまでの行動を確認。一方で、消防署は神奈中に協力を要請し、神奈中は現場に最も近い場所に待機中のバスを災害現場に派遣。その後、バスを仮救護所として活用するほか、容態の安定している軽症者については、救急隊員同乗の上、バスを使い病院まで一度に搬送をする流れを確認した。
消防署によると、火災の煙を吸った負傷者が20人規模で発生した場合、必要な救急隊は10〜15隊で、到着には相当時間がかかる。災害現場にバスが提供されるメリットは暑さや寒さから守るほか、プライバシー保護の面でも大きいという。
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