サクラを眺め、写真を撮る人たち
暑いと感じるほどの陽気となった３月31日。岡津町にある西林寺には、名物のシダレザクラを見ようと多くの人が訪れていた。
このサクラは１９７３年に横浜市の名木古木に指定されており、市によると樹齢は推定２００年。長く垂れた枝に咲くのは、淡いピンク色の花。昔は木の下で歌会も開かれていたという。
境内では、花のそばで記念写真を撮ったり、床几（しょうぎ）台に腰掛けて木全体を眺めたりする人の姿が見られた。写真愛好家も大きな機材を手に次々と集まり、何度も場所や角度を変えて真剣な表情で撮影に臨んでいた。友人と見に来たという女性は「想像以上に見事でびっくり。大きなサクラのシャワーみたい。花びらが舞うとよりきれいね」とうっとりした様子で話した。
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