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下飯田町 自立援助ホームが開所 施設出た子どもをフォロー

社会

掲載号:2016年5月26日号

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関さん(左)とスタッフの遠藤さん
関さん(左)とスタッフの遠藤さん

 「自立援助ホームNEXT」が5月1日、ゆめが丘駅近くに開設された。児童養護施設などを出た後の15歳〜20歳の青少年が入居し、自立を目指すための施設だ。

 家庭の問題などから児童養護施設や児童自立支援施設に入居する子どもが生活できるのは18歳までと定められ、年齢に達すると施設を出なければならない。中には義務教育を終え、15歳で施設を退所する子どももいるという。そのような子どもたちの次なる受け皿が自立援助ホームだ。

 NEXTは子どもたちが自立した後の生活をイメージしやすいよう、アパートを改装した。スタッフが提供する朝・夕の食事は共有スペースでとることになるが、子どもたちは日中仕事に出かけ、休日は鍵付きの個室の部屋で自由に過ごすことができる。また、鍵の管理は自分たちで行う。居住空間の提供だけでなく、日常生活や就労に関する援助・相談、生活指導、相談援助、学習支援なども行う。子どもたちから徴収する家賃は食費・光熱費込みで月3万円。働いて得た賃金をどのようにやりくりするか考え、一人暮らしの習慣を身に着けてもらうねらいがある。

 NEXTを開設したのは、ホーム長を務める関茂樹さん(株式会社ネクストワールド)。きっかけは、近年、子どもの貧困、虐待、教育格差などの社会問題がクローズアップされる中で、さまざまな理由・背景から家庭に戻れず施設を出て自立しなければならない子どもがいると知ったことだった。「1人で生活できる力や資金が不十分なまま自立せざるを得ない状況もある聞き、自分に何かできることはないかと考えていた時、最後の砦である自立援助ホームの存在を耳にしたんです」

 関さんは精神保健福祉士でもあり、隣接する就労継続支援B型事業所「ゆめが丘DC」で、心の病を抱える人の就労支援や精神疾患への理解促進にも取り組んでいる。ホームの入居対象者の抱える課題や入居の経緯はさまざま。入居者の支援に自身の経験を取り入れ、一人ひとりに適したサポートをしたいと意気込む。

 また、力を入れたいとしているのが学習支援だ。施設を出た子どもたちは、一般の家庭と比べて高校への進学率が低い。「高校を卒業することで、将来の選択肢が広がる。高卒資格の取得を積極的に提案していきたい」。通信制高校と夜間大学を卒業した自身の経験からの思いでもある。すでにゆめが丘DCの活動で連携実績のある近隣の通信制高校との包括的なサポートを予定している。利用対象は15歳から20歳の男性6人。児童相談所などからの依頼で6月から受け入れを開始する予定。入居する子どもは1、2年程度の期間で自立を目指すという。

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