海水浴シーズンを前に神奈川県は6月2日、今年度開設予定の県内26の海水浴場で実施した水質検査の結果を発表した。これによると、環境省の定める基準ですべての海水浴場が「適」または「可」と判定された。また、腸管出血性大腸菌O157、放射性物質は検出されなかった。
調査は5月9日から18日までの2日間、1日につき2回実施。ふん便性大腸菌群数、油膜の有無、COD(化学的酸素要求量)、透明度などの調査項目から水質を判定するもの。
26海水浴場の内「適」にあたる水質AAと判定されたのは、横須賀市の猿島、走水、長浜、三浦市の荒井浜、横堀、和田、藤沢市の片瀬東浜の7カ所。水質Aと判定されたのは藤沢市の辻堂、大磯町の大磯、真鶴町の岩、湯河原町の湯河原の4カ所で、これ以外のエリアは「可」にあたる水質Bと判定された。
昨年度との比較で水質判定が向上したのは片瀬東浜、猿島、走水、大磯の4カ所。一方、低下したのは葉山町の長者ケ崎・大浜、一色、森戸、小田原市の江の浦、藤沢市の辻堂、真鶴町の岩、湯河原町の湯河原、小田原市の御幸の浜の8カ所だった。
海水浴場のオープンは6月24日の逗子市の逗子が最も早く、7月中旬頃までには26カ所すべてでスタート。8月末頃までの予定。
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