境川に接する、横浜市・藤沢市・大和市の消防署による水害対策合同実践訓練が7月14日、境川遊水地公園内の和泉川を利用して実施された。
他市の消防隊等と連携した河川救助の活動方策を構築し、警防活動体制の充実・強化を図ることが目的。3市による水害対策訓練は昨年初めて計画されていたが、大雨により中止になっており、実践は今回が初。
来園者も見守る中、訓練が開始。ボートで遊んでいた2人が川岸に戻ることができず、1人は中洲に取り残され、1人が流されたという想定のもと進められた。泉消防署の救助隊は中洲での救助を担当。要救助者役の男性にケガの有無などを確認するなど、声をかけながら活動にあたった。
藤沢市北消防署と大和市消防署南分署は、いずみ野消防隊とともに流された人の救助のため、下流へ。つかまるためのロープを河川に垂らし、まずはライフジャケットを要救助者の元へ届けた。ロープをつたい到着した隊員が要救助者を支えながら、消防車のクレーンでゆっくりと引き上げ、救助した。
訓練を終え、泉消防署の有賀太重署長は「情報共有、活動方針の決定、各隊との連携の3つがポイント。今回は問題なく進められた」と振り返った。実際は水位が上昇したり、流れが強くなったりと厳しい状況が想定されるが、「合同訓練で顔の見える関係を作ることで、より円滑に救助活動を進められるはず」と話した。
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