泉区版 掲載号:2016年12月1日号
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視覚障害者の外出支援団体「ブラインドメイトさくらんぼ」の代表を務める 占部(うらべ) 寿子さん 緑園在住 64歳

情報伝える目となって

 ○…「ポイントは声かけ。目の代わりになって必要な情報を伝え、誘導するのが私たちの役割」。区内在住の視覚障害者を対象に外出時のサポートを行う。学生の登下校や買い物の補助など、利用者約10人を会員8人が中心となり支える。誘導時は周囲の状況を話しながら。混み合う場所では前を歩き、危険があれば具体的に伝える。学校での福祉教育も大切にしている活動の一つ。子どもたちにアイマスクで目が見えない大変さを実感してもらう。「理解がすすんでほしい」と。

 ○…初めて誘導したのは実は入会するより前のこと。当時、視覚障害者はみな全盲と思っていたほど知識がなかったが、ある時たまたま横浜駅で見かけた人に心配のあまり、声をかけた。「素人の誘導は怖かったでしょうに、あの方は任せてくれたんです」と振り返る。その後、子が巣立ち、人のために何かやりたいと考えていた時、たまたま目にしたのが外出支援団体「さくらんぼ」の講座だった。受講後すぐさま入会を決意し、以来16年が過ぎた。

 ○…福岡県出身。「田舎育ちで自然が大好き」と話す通り、緑園に住まいを選んだのも緑豊かだったことが決め手。日頃から仕事で出かける先は入念に下調べをするが、同じ位にチェックを欠かさないのが市内の自然観察スポット。カバンにはいつも双眼鏡を忍ばせており、帰り道に鳥や植物などの様子を観察するのが密かな楽しみだ。

 ○…会は「できる範囲で無理をしない」ことを方針に、25年以上続いている。最近は利用者数も頻度も減少しているが、ヘルパーや事業所、制度などの障害者を取り巻く環境が整ってきた証ととらえている。自分たちは少しのすき間を埋める手助けができればいいのだとぽつり。「大げさなことではない。空いている時間を人のために少し提供しているだけ」。目と手を必要とする人がいる限り、そっと寄り添い、支え続けたいと話す。

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