11月26日、相鉄線いずみ野駅前の広場に時折響く「モーモー」という声。どこからか聞こえるその声に思わず振り返る通行者たち。声の主は生後2カ月のメスの子牛。姿を見つけた子どもたちは駆け寄り、「かわいいね」と背中をなで、若い女性はスマートフォンで写真を撮影。皆おとなしい子牛とのふれあいを楽しんでいる様子だ。
子牛が登場したのは、いずみ野駅前交番横にある「ど根性キッチン」の店先。「濱の料理人」「地産地消の仕事人」として活動する椿直樹さんがオーナーを務める同店では、地産地消をモットーに掲げており、地域の魅力の発信、地元の食の恵みを知ってもらうきっかけづくりにも取り組んでいる。これまでに、いずみ野食材を使用したランチつきの朝ヨガ教室、毎月第1土・日曜日の地元野菜のマルシェ、食に関する講演などを行っており、今回のふれあい体験もその企画の1つだ。
今回は同店が日頃、デザートなどに相澤良牧場(瀬谷区)の牛乳を使用していることから、協力を依頼。子牛は乳牛のジャージー種で、生後2カ月といっても見た目は、大型犬よりも一回り以上大きく、どっしりとしている。椿さんは「色々な方に興味を持ってもらえたようだ」と笑顔を見せ、牧場の相澤広司代表は「大変好評だった様子。喜んでもらいうれしい」と話していた。
泉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|