相鉄いずみ野線「ゆめが丘駅」と本線「希望ケ丘駅」を結ぶ区間の硬券乗車券、通称「ゆめきぼ切符」が今年も登場。両駅に設置された絵馬掛けには、12月23日の販売初日から願いを込めた絵馬が並び始めている。
1999年3月のゆめが丘駅開業により、「ゆめ」と「希望」、縁起の良い言葉が着く駅が2つになった相鉄線。当時の駅員の発案で、翌年から駅名にあやかって、両駅を結ぶ乗車券「ゆめきぼ切符」の販売を開始したという。
切符購入者には各駅5000セット、計1万セット限定で、オリジナル絵馬と両駅で絵柄が異なる「そうにゃんピンズ」を先着順でプレゼントしている。昨年、一昨年は期間中に1万セットが完売。過去にも箸や扇子、タオルなどをプレゼントしてきたが、ピンズになった3年前から特に購入者が増えたという。
切符セットは駅だけでなく、インターネットでも購入できる。だが、購入者のほとんどが駅での購入を選ぶという。中には栃木県など、遠方からわざわざ訪れる人もいるほどだ。
理由の1つは両駅に設置された絵馬掛け。絵馬に志望校合格や夢実現の願いを書き、結び付けて帰る人が多く、受験シーズンには3mほどある絵馬掛けがいっぱいになる。「ほとんどが合格祈願。センター試験や公立高校の受験前に購入される方が多いですね。東北のお孫さんのために購入し、送ったという方もいらっしゃいます」と担当者。絵馬はキャンペーン終了後に、寒川町の寒川神社に奉納され、焚き上げをする。春には、願いが叶った人からの報告も多く寄せられている。
切符は大人270円で切符を入れられるホルダーなども販売。キャンペーンは3月31日(金)まで。問い合わせは、相鉄お客様センター【電話】045・319・2111。
泉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|