神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2017年1月26日 エリアトップへ

ソプラノ歌手で指導者としても活動する 櫻井 悦代さん 中田南在住 48歳

公開:2017年1月26日

  • LINE
  • hatena

人生変えた歌届けたい

 ○…「普段は普通のお母さんだから、知らない人もいると思います」。そう控えめに話すが、実は海外での公演経験もあるソプラノ歌手。現在は指導を中心に活動するが、地域からの依頼にも気さくに対応。ひとたび歌えば地区センターや保育所も音楽ホールに様変わりする。「歌を聴いた方から次の依頼をいただくことが多いです。どんな場所でも人に歌を楽しんでもらえるのであればうれしい」。2月12日には立場地区センターで歌声を披露する。

 ○…北鎌倉女子学園高校音楽科を知ったのは受験直前の12月。興味を持ち、受験前講習にとりあえず参加するも、専攻の意味すら分からない状態。「合唱部なら声楽に」と言われるまま選択したが、筆記はほぼ0点。だが実技で「入れば伸びる」と言われ、「絶対にここに行く」と決意した。堅実な両親に強く反対され一時諦めかけたが、願書締め切り前日に抑え込んでいた思いが再燃。試験までの2週間、自分で録音したテープで聴音の練習をし、本屋で楽典を買い、後れを取り戻そうと必死にもがいた。

 ○…学校を知ったのも決断したのも全部ギリギリのタイミング。「今でもよく入れたなと思う。数カ月で人生が180度変わった」。学ぶにつれ、どんどん歌のとりこに。東京芸術大学卒業後も将来を心配する母ともめることは多々あったが、歌を続けたいという思いだけは譲らなかった。音楽活動に理解がある理想の結婚相手に巡り合い、現在は3児の母に。卒園式や学童の行事にも母として歌手として参加してきた。

 ○…現在、海外公演も行う鎌倉の少年合唱団や全国レベルの女声合唱団、中川地区センターの教室から誕生したコーラスグループなど、カラーも目標も年齢も異なる5つの合唱団を指導する。いずれも共通するのは自分と同じく歌が大好きであること。「これだけ活動できるのはご縁あってこそ。これからも歌う楽しさを伝え続けたいです」

泉区版の人物風土記最新6

三善 幸夫さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第一次派遣で大隊長を務めた

三善 幸夫さん

横浜市内在住 60歳

3月28日

中山 懐利(かねとし)さん

3月末で閉校するいずみ野小学校の学校運営協議会会長を務める

中山 懐利(かねとし)さん

和泉町在住 86歳

3月21日

平川 一博さん

60周年記念誌を発行した和泉町わかば会の会長を務める

平川 一博さん

和泉中央北在住 70歳

3月14日

成田 はるかさん

昨秋に続き、3月30日に和泉遊水地でのフリマを企画している

成田 はるかさん

上飯田町在住 43歳

3月7日

小松 久子さん

全国大会で実績を挙げている横浜緑園高校軽音楽部を顧問としてけん引する

小松 久子さん

横浜緑園高校在勤

2月29日

上野 誠也さん

横浜国立大学大学院の名誉教授で、無人探査機「SLIM」の月面着陸に貢献した

上野 誠也さん

66歳

2月22日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook