横浜隼人高校・女子卓球部の笹尾明日香さん(2年)が東京体育館(渋谷区)で1月16日から22日まで行われた「天皇杯・皇后杯 平成28年度全日本卓球選手権大会」ジュニア女子シングルスで初優勝した。
昨夏のインターハイでは個人・団体ともにベスト8入りを果たしたが、優勝を逃し悔しさが残った。「だからこそ、この大会は優勝するという強い思いで臨んだ」と笹尾さん。大会直前に足の裏やかかとに炎症が起きたが、それをきっかけにバックハンドの攻撃も強化していたという。「けがで動きに制限が出たことで、逆に引き出しが増えた。この作戦がダメでも次がある、と焦らず対応できたと思う」と大会を振り返る。
日頃から指導にあたっている岸昌宏教諭は「戦術を徹底できたことが勝因では。状況に応じて対応できた。試合が進むにつれ強くなっていった」と教え子の活躍を高く評価する。また、昨年10月からのプレースタイルの調整も功を奏したと分析した。
4月から高3となる笹尾さんは、「全日本という大きな大会での優勝だけど、あくまでもジュニア。全体で見ればまだステップで、満足はしていない」と全国タイトル獲得にも至って冷静だ。今後は年齢制限のない一般での優勝、さらには世界で活躍できるようになりたいと目標を掲げた。
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