泉区と戸塚区の消防署員と消防団員が3月12日、横浜市消防訓練センター(戸塚区)で合同訓練を行った。
これは、両区にまたがる事案に適切に対応するため、毎年3月頃に実施されているもの。この日は、相模湾を震源とする南関東地震により、戸塚区汲沢地区で火災が発生したという想定で、あわせて164人が参加した。
火災発生の報を受けると、隊員たちは現場近くの防火水槽から素早く取水し、放水を開始。さらに両消防団が連携し、遠方の河川と仮定したプールからホースを延長し、防火水槽へ補水。その後、12口による放水活動を実施するなど、一連の流れを確認した。また、模擬倒壊家屋から油圧ジャッキやチェーンソーなどの資機材などを利用し、要救助者2人を救出する訓練も行われた。
戸塚消防署によると、汲沢地区周辺は木造家屋が密集しており、火災が発生時は両区に延焼する危険性が高いという。戸塚消防団の川邉聡団長は「震災時は隣接区の協力や消防隊との連携が欠かせないことから、今後も継続して訓練を行っていきたい」と話した。
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