戸塚区の俣野別邸庭園が4月1日に全面開園した。1939年に旧財閥家の別邸として建築され、2000年以降は土地・建物ともに国が所有。本邸は「ハーフティンバー・スタイル」という洋風建築様式で、歴史的価値も高いことから、04年には国の重要文化財として指定された。その後管理団体となった市が、一般公開を目指して公園整備と建物の修理工事を計画し、07年に着手した。
整備が進んでいた09年3月、家屋が全焼し、重要文化財指定も解除された。その後、市は学識経験者を交え、再建に向けて検討を開始。12年以降は順次、国から土地を購入しながら、整備を行っていった。
本邸の再建には、保存修理工事の際の報告書をもとに、建物の構造などを把握。消失を免れた建具や瓦の一部などを活用した。また展示室などは、公共施設としての機能も備えた。市の担当者は「特に2階展示室からの富士山の眺めは素晴らしい。季節の花々も楽しんでもらえたら」と話す。
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