区政に地域住民の考えや思いを反映させる枠組み「泉区地域協議会」の定例会が5月25日、区役所で開かれた。会長に北原勉氏、副会長に馬場勝己、松浦紀明の両氏を選出し、新体制で5期目のスタートを切った。
泉区地域協議会は2009年にスタートし、今年で5期目となる。委員は1期2年で区内12地区から2人ずつが委嘱されている。位置づけは区長の私的諮問機関で、諮問答申、事業評価、地域課題の解決に向けた情報交換が主な役割だ。
この日の主な議題は役員選出と額田樹子区長からの課題検討依頼。額田区長は2025年には区内の75歳以上の高齢者の人口は約1・6倍(2015年比)、要介護認定者は約1・95倍(同)、認知症高齢者数は約1・64倍(同)になるという推計を示し、支援が必要な人は増え、支援する人は減ると説明。その上で「高齢者が安心して暮らすためには行政と地域でどのような取り組みを行うべきか」というテーマの検討を依頼した。依頼書を受け取った北原会長は「地域を熟知したメンバーが揃っている。住んでよかった、住み続けたいと思える泉区づくりに向けて全員で検討を進めたい」と話した。同会は今後3回の部会を開き検討を行い、9月に区長に意見書を提出する予定。
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