泉警察署は7月11日、夏の交通事故防止運動に合わせ、緑園都市駅前で関係団体らと街頭キャンペーンを実施した。
神奈川県警は行楽や帰省、夏休みなどで交通量が増えるこの時期を「夏の事故防止運動期間」と定め、毎年広報啓発活動を強化している。今回のキャンペーンはその一環で、地域の交通安全関係団体ら50人が参加。道行く人にチラシ配布と声かけで安全への意識徹底を呼びかけた。
乱横断やめて
泉警察署によると、今年1月から6月末までの人身事故の発生件数は184件(前年比18件減)で負傷者は200人を超えている。中でも65歳以上の高齢者が関係する事故が70件と、全体の4割を占めている。発生場所別にみると、特に、道路横断中や横断歩道以外の場所をわたっている(乱横断)時に車にはねられるケースが目立つという。区内では6月28日にも自転車で走行中、道路を横断しようとした高齢男性がトラックにはねられて死亡する事故が発生している。
一方、期間中の小学生以下の事故は15件だった。最も多いのは自転車走行中だ。同署は対策として、外出機会が増える夏休みを前に区内の小学校に署員を派遣。交通安全協会と協力して教室を開き、交通ルールの順守を指導している。
同署の河野隆史交通課長は「多くの事故は小さな油断や交通ルールを守らないことで発生している。悲惨な事故を1件でも多く減らすため、今後も全力で取り組んでいきたい」と話している。
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