泉区版 掲載号:2017年7月20日号 エリアトップへ

泉区まちづくりみらい塾の塾長を務める 佐久間 幹雄さん 下和泉在住 80歳

掲載号:2017年7月20日号

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冷めぬ街づくりへの情熱

 ○…地域が抱える諸課題への解決力を磨く同塾で開講以来、多くの講師らとともに経験を伝えてきた。きっかけは市民の自治力を高める目的の講座「よこはま地域づくり大学校」の開校に携わったこと。泉区でも同様の取り組みはできぬかと話し合い、立ち上げた塾は6年目を迎える。過去の受講生には、各地で子育てや防災といった活動に取り組む人も多い。後進の活躍を語る表情は誇らしげだ。

 ○…下和泉住宅自治会の会長として10年もの間、下和泉を住みやすい街にするため汗を流した。印象に残るのは町内を走るEバス事業の実現だ。「自治会長に就任した時、住民アンケートを取ったんです。要望が多かったのが交通不便の解消でした」。町内を役員とともに全戸訪問し基金を集め、全国でも類を見ないコミュニティバスを走らせることに成功した。「前は不便だと言っていた住民の皆さんが『ここに住んでいて良かった』と言ってくれたんです」と満面の笑み。

 ○…山梨県の生まれ。4人兄弟の末っ子で「甘えん坊な子どもでした」。実家の農家を継ぐのが嫌で18歳の時に都内の化学肥料の製造会社に就職。その後、転職を機に横浜へ移った。土日も休めない激務の中、50代から自治会活動を開始。60歳で初めて自治会長を務めると、2年の任期が終わるころにはすっかり地域活動の魅力にとりつかれていた。今では「人生の黄金時代は60代から80代だね」と充実の日々を振り返る。

 ○…80歳を迎えた折に、8つの誓いを立てた。内容は「自分史を書く」「泉塾を続ける」など精力的な言葉が並ぶ。中には「妻と年1回旅行をする」という項目も。今春は伊豆に河津桜を見に行った。「これまで家のことは妻に任せっきりで旅行も少なかったですから」と苦笑い。「家族にだけ見せる」という自分史の内容は、失敗や苦労話ばかりという。家族への感謝の気持ちを聞くと、いたずらっぽく「それも自分史の中に」

田近淳 司法書士事務所

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