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上飯田小学校設立50周年行事部会の顧問を務める 榎下 貫治さん 上飯田町在住 83歳

掲載号:2017年9月28日号

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真っ直ぐ向ける親心

 ○…「子どもたちのためにできることをしてあげたい」。軽快に話す言葉は、近所に住む子どもたちへの愛情で溢れる。上飯田小学校が今年設立50周年を迎え、10月28日には記念式典が執り行われる。上飯田連合自治会長を20年務めたほか、いずみ歌舞伎保存会、区サッカー連盟の初代会長などこれまでさまざまな活動に携わってきた。その姿は、まさにまちのお父さん。「自分にできることに向き合ってきただけ」と同地区で過ごしてきた半世紀を振り返る。

 ○…1934年生まれ。貧しい生活だった少年時代。建築設備会社で働きながら夜間高校へ通う日々だった。「勉強を続けたい」と、大阪の夜間大学へ進学。横浜市へ越してきたのは30代になってからだ。設計士として従業員を連れ、横浜支店の支店長を任された。そして榎下設計事務所を設立し、独立。その後、開発が進む上飯田地区の宅地分譲を購入した。 

 ○…約50年前に宅地や団地の建設が進み、急激に人口が増えた上飯田地区。町内会や自治会が立ち上がり、その初期メンバーとして地域とともに歩んできた。上飯田小学校に通う児童を連れて夏は大山でキャンプ、少年野球の指導も続けた。区内4館目となる地区センターの開設にも力を尽くし「建設のために、土地を譲ってもらえないかと一軒ずつ回って頭を下げた」と振り返る。

 ○…かつて子どもで溢れた上飯田団地。団地から通う小学生は30人弱まで減少した。児童数の減少による学校規模の縮小を防ごうと、学区編成にも奔走した。「決めたらすぐ動く。迷っていたら何もできない。子どもたちが可哀想だから」と強い瞳の奥に深い愛情を見せる。現在約600人の同校児童。50周年を感慨深く見守る。「今では一期生が50代になった。昔話に花を咲かせているよ」と学校の誕生を祝う。趣味は読書。時代小説や文学に没頭する時間がお気に入り。

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