泉消防団(石井正志団長)はこのほど、団員数を大きく増加させ地域防災力の向上に貢献したとして、総務大臣から感謝状を贈呈された。全国的に消防団員が減少する中、団員確保に努め41人(男性29人、女性12人)の増加につなげたことが認められたもの。
感謝状贈呈団体は、今年4月1日現在の消防団員数の速報値を基に「消防団員増加」「消防団員の増加率及び増加数」「女性団員の増加数」「学生団員の増加数」などで評価され、今回の対象は全国34団体(重複除き28団体)。市内では、旭消防団、保土ヶ谷消防団、青葉消防団へも贈られた。
消防団は、法律に基づいて各市町村に設置される消防機関。主な活動は、消防職員と連携し、火災や大規模地震の際の消火・救助と、地域住民や企業、学校などでの防災指導や応急手当の指導など防災・減災にむけた啓発だ。
泉区では定員が480人となっているが、高齢化による定年者の増加もあり、近年は団員減少が顕著で、ここ10年程度は350人から420人の間で推移していたという。そこで、現団員による入団の呼びかけを強化。これが奏功し、現在は435人(うち女性38人)まで回復してきた。
石井団長は「活動について知られていない部分も多い。引き続き地域防災の担い手を増やすべく、若い世代や女性にも呼びかけていきたい。区内各地区にバランスよく増やすことも課題だ」と話した。
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