こどもが一人でも食事ができる「満福いずみ食堂」が12月14日に開かれ、小学生や近隣住民などが訪れ、一つの食卓を囲んだ。
食堂はボランティア団体「おせっかいチーム」(飯野紀子代表)が昨年4月にオープン。お腹も心も満たせる「地域の居場所」として、子どもは一食100円、大人は同300円で誰でも食事ができる。
当初は地元の回覧板や掲示などで周知してきたが、口コミで情報が広まり、今ではバスなどを使って訪れる人もいるという。
また、活動に賛同してボランティア支援をしたいと声を上げる人も増えた。地元の農家などから食材が提供してもらえるなど、応援の形はさまざまだという。
この日は、午後3時から食事作りがスタート。区内の農家から大量に採れたての野菜が届いてからメニューを決める。この日は白飯、大根とタコの煮物、とり肉だんごと白菜のスープ、赤大根と水菜のピーナツサラダ、キャベツのおひたし。約30食を用意した。
午後5時半ごろ、東中田小学校5年の女子児童は友人2人とやって来た。「温かくて美味しい」。野菜づくしの食事に「美味しいから残さず食べられる」とにっこり笑った。
飯野さんは「細々と長く続けていきたい」と抱負を語る。「訪れる人の生活に寄り添いながら、子どもたちの成長を見守っていくことも楽しみ」と話した。
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