高齢者に住み慣れた地域で自分らしく老後を過ごしてもらおうと、泉区はこのほど老後や介護について考える冊子を発行した。A4版のカラー8ページ。医療・介護・予防・生活支援などが一体的に提供される地域包括ケアシステムについての説明を漫画やイラストを多用することでわかりやすくまとめた。
情報は大きく四つに分類。【1】認知症の母親との二人暮らし【2】定年後の一人暮らし【3】在宅医療の夫と二人暮らし【4】要支援2で一人暮らし―など各事例を挙げて対処法や地域包括ケアシステムで可能な支援について、専門家の視点を交えて解説している。
冊子は今年1月より配布を開始。配布対象は区内在住・在勤者。泉区役所2階の高齢・障害支援課高齢者支援担当や泉区社会福祉協議会、各地域ケアプラザなどに設置している。
団塊の世代が75歳以上を迎える2025年、横浜市では75歳以上の高齢者人口が15年に比べて約1・5倍に拡大する。要介護・認知症の人の増加も見込まれている。同課の担当者は「一人でも多くの人に冊子を手に取ってもらい、地域との関わり方などについて考えてもらうきっかけにしてほしい」と話している。
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